2018.12.6

パリ万国博覧会の照明器具

知人の祖父がデザインしたというテーブルランプの修理と再生のためのデザインと製作をしました。そのままテーブルランプとして使用するには少し大きすぎるようで、スチールの3脚をつけることでリビングルームのフロアスタンドして使えるように改修をしました。元々の造形を干渉することがないように、できるだけ細い部材で構成しました。

照明器具の箱に「パリー博」と書かれていて、おじいさまの年齢から想像するとパリ万国博覧会(1937年)のための器具だったのではないかと思います。日本館の設計者、坂倉準三氏からの依頼だったのかもしれません。解体してみると固定用ビスのマイナスのラインがきちっと水平に揃っていて、下手な仕事はできないなと身が引き締まる思いでした。とても貴重な経験をさせていただきました。

参考価格 ¥80,000-

Paris EXPO lamp

I renew and redesign an old desk lamp designed by my friend’s grandfather. There are words written on the surface of the box “Paris EXPO”. This lamp must be designed for the Paris EXPO in 1937. I add 3 steel legs to be able to stand on the floor since it was a little too big to place on the table.